めいわく劇場裏話・能登麻美子編
「能登麻美子さんにあの声でののしられたい」
と、企画プロデューサーのダダさんが急に言ったときには、何事かと思いました。大丈夫か。
「だから能登麻美子さんを呼ぶから、そういうシナリオにしてくれ」と。
してくれも何も、シナリオはもう出来てますやんか。
......と思ったけれど、そのアイデアは面白いと思いました。
「世界めいわく劇場」は、名作童話をだいなしにしてみよう! というのがコンセプトで、シンデレラも、むちゃくちゃな性格のシンデレラです。
ようは、能登さんが普段めったに演じない感じのキャラなのですね。
そういうキャラを、能登さんにあえてやってもらうというのは、おもしろい。
私は、役者さんが決まると、その人に合わせてセリフを調整しますから、そのついでにののしり言葉をいくつか加えておくのは、そんなに難しくない。
書き加えてみました。
ほんっとーにろくでもないシンデレラができました。
そのろくでもないシンデレラを、能登麻美子さんが嬉しそうに演じてくださること!
ボケの言い方もツッコミのタイミングも完っ璧なんです。
凄いぞ、あのはんなりしたふんわりした癒し声の能登麻美子さんはお笑いもできるぞー。
しかも、「こういう言い方で来るかな?」という想像を裏切ったうえで、それ以上のものが出てくるからなおスゴイ。
特にすごいと思ったのは、ちょっと可愛いセリフも入れとこうかなと思って、
「ニャー」
というのを書いておいたら、まったく想像外の「ニャー」が出てきました。能登麻美子さんの「ニャー」。それも相当尋常でない「ニャー」。こんなニャー聴いたことない。これはもう、文章で伝えられないので、聴いてもらうしかないです。ちなみにこの能登キャットは、いつのまにか小林さんが「ボス」という名前をつけてキャラクター化していました。
もうひとつ。
「おーほほほ、パンがなければ死ねばいいのにー」
というセリフを書いたら、能登さんは、
「おーほほほ、パンがなければ、死ね!」
と、気持ちよーく、言い切られました......。
能登さん......。
(加納新太)
》世界めいわく劇場 スペシャル+シンデレラ
「能登麻美子さんにあの声でののしられたい」
と、企画プロデューサーのダダさんが急に言ったときには、何事かと思いました。大丈夫か。
「だから能登麻美子さんを呼ぶから、そういうシナリオにしてくれ」と。
してくれも何も、シナリオはもう出来てますやんか。
......と思ったけれど、そのアイデアは面白いと思いました。
「世界めいわく劇場」は、名作童話をだいなしにしてみよう! というのがコンセプトで、シンデレラも、むちゃくちゃな性格のシンデレラです。
ようは、能登さんが普段めったに演じない感じのキャラなのですね。
そういうキャラを、能登さんにあえてやってもらうというのは、おもしろい。
私は、役者さんが決まると、その人に合わせてセリフを調整しますから、そのついでにののしり言葉をいくつか加えておくのは、そんなに難しくない。
書き加えてみました。
ほんっとーにろくでもないシンデレラができました。
そのろくでもないシンデレラを、能登麻美子さんが嬉しそうに演じてくださること!
ボケの言い方もツッコミのタイミングも完っ璧なんです。
凄いぞ、あのはんなりしたふんわりした癒し声の能登麻美子さんはお笑いもできるぞー。
しかも、「こういう言い方で来るかな?」という想像を裏切ったうえで、それ以上のものが出てくるからなおスゴイ。
特にすごいと思ったのは、ちょっと可愛いセリフも入れとこうかなと思って、
「ニャー」
というのを書いておいたら、まったく想像外の「ニャー」が出てきました。能登麻美子さんの「ニャー」。それも相当尋常でない「ニャー」。こんなニャー聴いたことない。これはもう、文章で伝えられないので、聴いてもらうしかないです。ちなみにこの能登キャットは、いつのまにか小林さんが「ボス」という名前をつけてキャラクター化していました。
もうひとつ。
「おーほほほ、パンがなければ死ねばいいのにー」
というセリフを書いたら、能登さんは、
「おーほほほ、パンがなければ、死ね!」
と、気持ちよーく、言い切られました......。
能登さん......。
(加納新太)
》世界めいわく劇場 スペシャル+シンデレラ